「最近ほうれい線が深くなってきた」、「まだ20代なのに口周りがたるんでいる」、「笑いじわではごまかされなくなってきた…」など、ほうれい線について悩んでいる人は意外に多いもの…。
今回はそんなほうれい線や頬しわの消し方や治し方、口周りのたるみケアについて年代別にご紹介します!
ほうれい線なぜできる?
ほうれい線(法令線)とは、小鼻から口の横にかけて縦に入る線のことで、もともとシワではなく頬と口の“境界線”です。
多くの場合は30代以降にこの線が深くなり始めるという方が多く、原因も「加齢」や「紫外線による影響」、「コラーゲン不足」によるものが大きいとされています。
しかし、年齢を重ねても全くほうれい線が気にならない人や、まだ20代だけどほうれい線がくっきりと出てしまっているという方もいます。
この違いは一体どこにあるのでしょうか!?
ほうれい線が深くなる人とならない人の違いは?
次に、ほうれい線が深くなりにくい人の特徴や、ほうれい線が目立ちやすい人とそうでない人の違いについて少しご紹介します。
気にすべきはずばり生活習慣。普段の生活を見直すことでほうれい線を薄くすることができるかもしれませんよ!
頬をよく動かす
頬も、お尻やお腹と一緒で運動していないと垂れさがってきます。
マスクの下でもしっかり頬を持ち上げてニッコリ笑っておくことで筋力が鍛えられ、ほうれい線が深くなりづらくなっていきます。
また、食事をするときも片側の歯ばかりで噛まずに、左右均等によく噛んで食べるようにすることで頬がよく動いてくれるので頬の位置のバランスが良くなっていきますよ!
しっかり保湿する
スキンケアがサボりがちになってしまったり、しっかりメイクを落とさないまま寝てしまったりすると肌の乾燥が進みます。
特に冬場は口周りが乾燥しやすいので化粧水、乳液の他、保湿クリームやワセリンなどを塗ってしっかり保湿するようにしましょう!
顔はゴシゴシ洗わない
洗顔の仕方一つとってみても肌の乾燥具合は変わってきます。
泡を立てずにこすり洗いをしたり、洗い終わった後タオルでゴシゴシ拭いたりすると肌は傷つき、乾燥も進むのでよりほうれい線が濃く出やすくなってしまいます。
毎日UVケアをする
たとえ曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。
紫外線はシミやシワの原因となるため、普段から日焼け止めを塗る・日傘をさす・サングラスをかけるなど、毎日UVケアをして肌を老化させないようにしましょう。
下を向く姿勢を長時間続けない
ほうれい線を深くしないためには下を向く姿勢を長時間続けない、ということもポイントです。
下を向いた姿勢は頬の脂肪を垂れさがらせ、よりほうれい線を強調させてしまう原因となります。
例えばスマホを見るときには、真っすぐ向いたときの目の位置にスマホを持ったり、パソコン作業で首や目が疲れたときに上を向いてストレッチしたりなど、小まめに休憩をはさむことでリフレッシュしながら同時にほうれい線も予防しましょう!
年代別にほうれい線の治し方が違う?
ほうれい線は加齢やコラーゲン不足などで深くなっていくため、年齢によって考えられる原因と、ケア方法が違います。
次に年代別のほうれい線のお悩みとケア方法をご紹介します!
20代のほうれい線ケア
20代の方は、「ほうれい線ケアなんてまだ私には早いよね…」と思われている方が多いかもしれませんが意外にもそうでもありません。
日頃の生活習慣を振り返って当てはまることはないか確かめてみましょう!
20代のほうれい線の主な原因
・乾燥によるシワ
・歯並びや噛み癖
・急激なダイエット
・皮膚疾患(アトピー性皮膚炎など)
特に1か月に5㎏以上痩せるようなダイエットを続けている人は顔の皮膚がたるみやすくなり、ほうれい線が目立ってしまうことがあります。
無理なダイエットは栄養不足にもなるのでそのことが原因となって肌の乾燥が進み、ほうれい線が目立つようになることもあります。
30代、40代になってもピンと張った綺麗な肌でいたいなら毎日の習慣をちょっとだけ意識してみてくださいね!
30代のほうれい線ケア
30代のほうれい線ケアは20代の原因に加えて、このようなことが考えられます。
30代のほうれい線の主な原因
・コラーゲン、エラスチンの減少と変性
・細胞の老化によるたるみ
30代からは加齢による要因も増えてきます。
これを防ぐには、真皮のコラーゲン量とエラスチン量を増やす必要があります。
化粧水や美容液などなら「ビタミンC誘導体配合」や「エチノール」と書かれた商品を選ぶことで肌のエイジングを遅らせることができるのでぜひ試してみましょう!
40代以上のほうれい線ケア
40代以上の方は主に「皮膚のたるみ」によってほうれい線が深くなっていきます。
30代でコラーゲンやエラスチンが徐々に減少するため、肌のハリも少しずつ失われていきます。
40代以上の方は特に今のたるみを改善する顔の筋トレや、マッサージを続けることでほうれい線を薄くすることが可能です。
ほうれい線の消し方・治し方
次に注目のほうれい線の治し方や消し方を一つ一つご紹介していきます!
ビタミンC誘導体・レチノール配合化粧品を使う
レチノールにはコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す効果や、肌のターンオーバーを正常化する効果が期待できます。
またビタミンC誘導体にはシワやたるみを予防する効果があるのでダブル使いすることでその効果を最大限に発揮することができます。
マッサージをする
両親指で頬骨を持ち上げるように押し上げ3秒間キープするマッサージを、小鼻横から頬骨の両端まで少しずつしていくことでぷっくりと持ち上がった頬をつくってくれるだけでなく、深いほうれい線が徐々に気にならなくなってきます。
顔のエクササイズを試す
ペットボトルに少量の水を入れ、蓋を取った状態で机の上に置きます。
そのまま口でペットボトルをくわえて“唇の力だけで”ペットボトルを支えながら持ち上げます。
(このとき歯は使いません)そうすることで口周りの筋肉が鍛えられたるみが抑えられます。
美容器具(美顔器)を使用する
最近ではほうれい線も薄くしてくれる美顔器が多く販売されています。
おすすめの機能は「RF(ラジオ)波」、「レーザー」、「EМS」です。
RF波は角質層から肌を温めることでスキンケア効果を最大限に発揮してくれ、レーザーはコラーゲンやエラスチンの生成を高める効果が期待できます。
また、EMSは微弱電流で表情筋にアプローチして、筋力を鍛えることで肌のハリをアップさせてくれます。
寝方・食べ方・クセを見直す
皆さんは片側で頬杖をついたり、毎日同じ方向を向いて寝ていたり、片側の歯ばかりを使って食事をしたりしていませんか?
そういった何気ないクセで顔のバランスが崩れ、ほうれい線が深くなってしまっているかもしれません!
寝方や食べ方、何気ないクセを見直して少しずつ改善することも重要です。
美容医療を試す
美容クリニックでは、ヒアルロン酸、プラセンタの注入などが主流です。
これらの方法は今あるシワの凹みにダイレクトに効くので即効性があります。
その他にも「光フェイシャル」といって光照射でコラーゲンを生成させる施術もあります。
こちらは少し時間がかかるものの、肌の弾力・ハリだけでなく毛穴を引き締める効果も期待できます。
毎日のケアでほうれい線は改善する!
今回はほうれい線が深く・濃くなってしまう原因と、その改善方法についてご紹介しました。
顔の中心にあるほうれい線を薄くすることで顔の印象はガラッと変わりますよね。
「いつまでも若々しい自分でいたい!」「ほうれい線のせいで老けて見える…」という方は今回ご紹介した美容法や、マッサージやエクササイズなどもぜひ試してみてくださいね!