あごにできるニキビは大人になってからできることが多く、しかもなかなか治らなくて困っている方も多いかもしれませんね。額や生え際の目立たない部分にできるニキビだったら隠しようもありますが、あごのニキビは目立つので憂鬱な気分になってしまいます。
大人になってからあごなどにできるニキビは、色々な原因が混ざりあってできることが多いのです。実は皆さんもよく取っているある食品が原因で、ニキビの原因になっていることがあります。
またなにげなくやっている意外な習慣があごニキビの原因だった、なんてことも…。
この記事を読めばなかなか治らない、しつこいあごニキビの原因と対策を知ることができます。あごニキビの対策を万全にしましょう。
あごニキビの原因とは?
あごニキビの原因は色々あり、一つではありません。人によっては原因が2つや3つ重なって、あごニキビの原因となっていることがあります。
あごの部分は顔の中でも皮脂分泌が多いパーツですが、一方汗腺が少ないため乾燥しやすくなっています。そのため肌は乾燥を避けるためにより多くの皮脂を分泌しようとするので毛穴つまりが起こりやすくなります。
ニキビは毛穴の皮脂腺から出る皮脂が毛穴に詰まり、そこに菌が繁殖して炎症を起こすことで発症します。
毛穴が詰まる原因として次のようなことが上げられます。
- ホルモンのバランスの乱れ
- 強いストレス
- 生理前
- 食生活
- 遺伝
- 化粧品や日焼け止めなど肌への刺激
- マスク
- 過剰なスキンケア
それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因1 ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足や不規則な生活が続いていると、身体が受ける負荷が大きくなりホルモンが十分に作られなくなります。またホルモンは歳を取るにつれて減少していくので、ホルモンバランスが乱れて体内の機能が低下します。
季節の変わり目が原因で、体内の調節がうまくいかずそれが原因でホルモンバランスを崩すこともあります。ホルモンバランスが乱れると肌の機能の調節がうまくいかず、毛穴の皮脂の分泌が過剰になりニキビができる原因となります。
原因2 強いストレス
強いストレスがかかると、男性ホルモンが分泌されやすくなります。男性ホルモンが優位になるとひげが生える場所に影響が出ます。
あごからほほにかけての場所は、特に男性ホルモンの影響を受けやすく、皮脂の分泌が活発になる部位です。あごからほほにかけてのニキビは「ストレスニキビ」とも呼ばれているほどです。
原因3 生理前
生理前にニキビがひどくなるという方も多いかもしれませんね。生理前には黄体ホルモンという皮脂分泌を活発にするホルモンが多く出されるので、皮脂の分泌が活発になります。そのため毛穴が詰まりやすくニキビができやすくなるのです。思春期の頃のニキビは、過剰な皮脂の分泌が原因のことが多いですが、大人になってからのニキビはホルモンバランスが影響していることが多いのです。
原因4 食生活
あごニキビがある方で、脂分、糖質、乳製品が大好きという方はいますか?もしかしたらあなたのニキビはもしかするとそれが原因かもしれません。というのも脂分、糖質、乳製品はニキビの原因になるというデータがあるのです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000026711.html
(引用PR TIMES)
(引用Harper's BAZAAR)
あごニキビ対策には砂糖を含む甘いものや脂質、乳製品に気をつけるようにしましょう。意外なところでは筋トレをする時に飲むホエイプロテインにも注意が必要です。ホエイプロテインの主原料は牛乳からできているためです。乳製品には乳清タンパク質という物質が含まれていますが、乳清タンパクはニキビの原因ともなる男性ホルモン「テストステロン」を活発にさせます。
また乳清タンパクは、皮脂の生成を増やすインスリンを活発にします。砂糖と乳製品をやめただけで、あごニキビが良くなったという事例もあるので、ニキビが治るまでは我慢するようにしましょう。揚げ物などの脂分の多いメニューや、糖分の多いお菓子なども皮脂の栄養となりやすく、取りすぎると皮脂の分泌も活発にするので避けるようにしましょう。
原因5 遺伝
ニキビができる原因の一つに遺伝が関係している可能性があります。両親のどちらかが、若い頃ニキビで悩まされていませんでしたか?毛穴や皮脂腺の大きさは個人差があり、遺伝によるところが大きいと言われています。
また糖分や脂肪分に対しての肌の反応には個人差があります。脂分や糖質などを取っていないし、洗顔もきちんとしているけれどニキビができやすいという方は遺伝が関係しているかもしれません。
原因6 化粧品や日焼け止めなど肌への刺激
脂分の多い化粧品や、日焼け止めが肌への負担になりニキビの原因となっていることがあります。ニキビができるとその部分を隠そうとして、油分の多いリキッドファンデーションを使うのも、毛穴を詰まりやすくするためNGです。
また意外な原因に「寝具」があります。布団やカバーが汚れている場合は、雑菌によりニキビや肌荒れにつながるので注意が必要です。特にあごの部分は寝具にあたりやすいので、あごニキビが治らないという方は寝具もチェックしてみましょう。
原因7 マスク
マスクがニキビの原因?と意外に思った方もいるでしょう。マスクをするようになってからあごニキビが増えたと悩んでいる方も多いようです。マスクをすることで、肌が蒸れ、肌はアルカリ性に傾きます。
肌がアルカリ性に傾くと、アクネ菌やマラセチア真菌といった菌が繁殖しやすくなります。これらの菌はニキビ発生の原因となるので、知らず知らずのうちにニキビができていた、なんてことにもなりかねません。マスクによる蒸れには注意が必要です。
原因8 過剰なスキンケア
ニキビがあるからと一日に何回も洗顔をくり返していませんか?また洗顔の時に皮脂を落とそうとゴシゴシこすったりしていませんか?このどちらもニキビにはNG行為です。過剰な洗顔やスキンケアで必要な水分や油分まで奪われてしまうと、肌の乾燥につながります。
皮膚をうるおそうとして肌は、皮脂の分泌をよけいに活発にしてしまいます。ニキビのある方はスクラブ洗顔やブラシ洗顔もニキビを刺激して悪化させる原因になるので、避けるようにしましょう。
原因9 紫外線
紫外線を浴びると、肌が赤くなり炎症や乾燥を起こしてしまいます。この時に皮膚は肌を守ろうと角質層を厚くするので、毛穴がつまりやすくなってしまいます。紫外線は肌の免疫力を落としてトラブルの元になるので、外出時には紫外線対策をこころがけましょう。マスクをしていても、マスクの上から日焼けするので注意が必要です。
あごニキビを撃退する対策法
あごニキビは思春期のニキビと違い、原因が重なってできていることも多いのです。色々な原因がありましたが、自分では気が付かなかった意外な要因もあったのではないでしょうか?ここからはなかなか治らない、しつこいあごニキビを撃退する対策法をご紹介します。
対策法1 あごニキビ用塗り薬
あごニキビは、軽症の場合は市販の薬でも対処することができます。毛穴が詰まると皮脂が毛穴の外側に出られず、皮脂がたまっていきます。そこにアクネ菌が取りつき、増殖していくのですが、その時炎症を起こす物質を生成します。ニキビを撃退するにはアクネ菌を殺菌してしまうのが、一番効果的です。アクネ菌を殺菌する成分はイソプロピルメチルフェノールやイオウ・レゾルシンなどがあります。あごニキビにおすすめの塗り薬をご紹介していきます。
- ペアアクネクリーム 453円 ライオン
病院で処方されている、スタデルムという有効成分と同成分であるイブプロフェンピコノールが配合されています。あごやフェイスラインにできるなかなか治らないニキビにもおすすめです。炎症や赤みが出てしまったニキビの治療にも有効で、ニキビの重症化を防ぎます。イブプロフェンピコノールや、イソプロピルメチルフェノールの二つの有効成分がダブルで毛穴に浸透し、ニキビの炎症を沈めます。
- キシロA軟膏 402円 第一三共ヘルスケア
医薬品でニキビが膿んでしまったり、痛みがあったりする場合におすすめです。局所麻酔剤リドカイン、抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミン、殺菌剤セトリミドを配合し、ニキビに有効成分をしっかり届けます。油性基材なので、皮膚が乾燥してしまう大人ニキビにも刺激が少なく使えます。皮膚の乾燥を予防しながら、傷ついた皮膚の修復力にも長けています。
- オロナイン軟膏 529円 大塚製薬
ベストセラーの家庭薬といってもいいオロナイン軟膏は、ニキビにも効き目があります。クロルヘキシジングルコン酸塩液という、医療レベルの殺菌消毒役が配合されているので、皮膚の雑菌を繁殖させるのを防ぐ効果があります。でき始めの軽いニキビ肌に使うと良いでしょう。ニキビの繁殖を抑えてくれます。
- ビフナイト 718円 小林製薬
寝ている間にニキビの赤みや腫れをケアしてくれる塗り薬です。グリチルレチン酸、イソプロピルメチルフェノール、イオウといった成分が腫れや赤みを改善し、角質を軟化させて皮脂を出しやすくしてくれます。さらに殺菌成分がアクネ菌に届いて炎症を抑えてくれます。ニキビが酷くならない初期段階で使うのがおすすめです。
- ピンプリットN 595円 資生堂
ニキビがあるのでお化粧はしたくないけど、ニキビを隠したい‥という場合におすすめなのがこの薬です。肌色タイプなのでニキビの上から塗ってニキビ隠しとしても使えます。角質を柔らかくするイオウや化膿を防ぐレゾルシン配合で、ニキビを隠しながら手当ができます。
対策法2 あごニキビ用飲み薬
あごニキビは皮膚表面だけではなくて、身体の内側からのケアも大切です。体全体の状態がニキビを悪化させたり改善させたりするので、飲み薬などの内服薬も検討してみましょう。飲み薬には、毛穴にたまった皮脂を溶かす作用のあるビタミンB2やB6、代謝を促進させるビタミンCやビタミンE、漢方を使った薬などがあります。あごニキビにおすすめの飲み薬をご紹介します。
- チョコラBBプラス エーザイ 1,200円
ニキビや肌荒れのケアに効果的なビタミンB類を配合しています。主成分の活性型ビタミンB2は、身体の中で直接働いて肌のターンオーバーを助けたり、毛穴にたまった皮脂を溶かしたりする作用があります。朝と夜に飲んで手軽にニキビケアができるので、塗り薬と併用して使ってみるのもよいでしょう。
- 荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ) ツムラ 1,924円
漢方薬で、とくに化膿したニキビに効きます。体力が中以上の人に適しています。ニキビができやすい体質を穏やかに改善していきます。ニキビだけでなく体の様々な不調にも役立つので、同じ場所にくり返しできるしつこいあごニキビに悩んでいる方にもおすすめです。
対策法3 あごニキビのための食事
あごニキビができるのは、食生活も原因である場合があります。脂分や糖分の多い食事、また乳製品が多い食事は避けるようにしましょう。特に意識して取りたい食品は、抗酸化作用があるブロッコリーやニンジン、コラーゲンの生成をうながすビタミンCである、イチゴやオレンジなどの果物は積極的に取るようにします。
皮脂の分泌量をコントロールする働きがあるビタミンB1、B2は、うなぎや穀類、レバーなどに豊富に含まれています。これらの食品を毎日の食事に取り入れて、身体の中からしっかりニキビ対策をしましょう。日常での食事は外食やジャンクフードはなるべく避けるようにします。肌のコンディションを良くする野菜や、フルーツを多めに使った食事がベストです。
対策法4 あごニキビのための生活習慣
あごニキビを撃退するには、生活習慣にも気をつけるようにします。睡眠不足や不規則な生活は改善するようにしましょう。身体に負担がかかり、肌のターンオーバーが乱れてニキビができやすくなってしまいます。
ストレスも男性ホルモンが過度に生成されるため、ニキビの原因となるので、自分の趣味や好きなことを適度に取り入れて、ストレスを発散するようにしましょう。軽い運動はストレス解消や、身体の調子を整えるのに効果があります。ウオーキングやヨガなど、無理なく続けられるものがおすすめです。
外出時にはマスクが手放せないですが、蒸れてしまわないように注意しましょう。人と距離がある場合はマスクを外して休憩するなど、マスクの蒸れを防ぐようにすると良いですね。また外出時には、日焼け対策をするようにしましょう。日焼け止めには、肌に負担のかかる紫外線吸収剤を、使用していないものを選ぶようにします。
対策法5 あごニキビのためのスキンケア
あごニキビのスキンケアはなんといっても洗顔が大切です。しかしむやみに洗顔しても、かえってニキビを悪化させてしまうことがあるので注意しましょう。
洗顔は朝と夜の2回で十分です。それ以外は、運動などで汗をかいた時だけ洗顔します。洗顔はまず手をきれいに洗ってから、ぬるま湯で一度顔の汚れをさっと落としておきます。次に洗顔料は良く泡を立て、泡を軽く滑らせるようなイメージで顔を洗っていきます。30秒ほど洗ったら32℃くらいのぬるま湯で、やさしく泡を洗い流していきましょう。すすぎは1分ほどかけて丁寧にすすいでいきます。生え際などの洗い残しに注意します。
洗い終わった後も、タオルでゴシゴシこすらないようにしましょう。叩くようにそっと水分を取っていきます。洗顔後は化粧水でたっぷりと肌をうるおしてあげましょう。化粧水の後には乳液などをプラスして、うるおいが逃げないように膜を作ってあげます。
治らないあごニキビの原因と対策・まとめ
なかなか治らないあごニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れやストレスなどが関係していました。飲み薬や塗り薬を併用して、しっかり対策していきましょう。
また食生活はニキビと関係が深いので脂肪や砂糖、乳製品類は控えるようにします。マスクをする機会も増えましたが、マスクでの蒸れもニキビの原因になりますので、ときどきマスクをはずして休憩することも大切です。あごニキビの原因は複雑なため、対策も一つだけでなく、自分に合った方法をいくつか組み合わせて試してみるとよいですね。