夏のおでかけシーズン目前!
全国を支援対象にした旅行割引制度、『全国旅行支援』が7月からスタートしたり、海外旅行の制限も緩和されていることから今年は遠方へ外出する予定がある方が多いのではないでしょうか?
お出かけする上で気になるのは紫外線ダメージ。顔や全身のお肌には日焼け止めクリームなどを使ってUV対策を行っていても、目や頭皮、唇などのパーツの対策に関しては意外と怠ってしまいがちですよね。
今回こちらでは目の日焼け・頭皮日焼け・唇日焼けをうっかりしてしまった時に実践したい、おすすめのアフターケア方法についてご紹介致します。
【各パーツ別】日焼けすることで起こりうるトラブル
肌の日焼けトラブルについては知っていても、目・頭皮・唇の日焼けの場合、どんな影響があるか想像がつかない…という方も少なからずいることでしょう。
下記では各パーツ別にて、日焼けすることで起こりうるトラブルについてご紹介致します。
目の日焼け編
肌が日焼けする
少し意外かもしれませんが、目が日焼けすると肌までも日焼けしてしまうんです。
これは角膜の中に紫外線が吸収されたことを察知した脳が肌を守るためにメラニン色素を生成し始めるから。
メラニン色素は肌が直接紫外線を浴びた時にも生成される成分で、過剰に作られると肌が焼けてしまい、シミやそばかすなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。
目のトラブル
紫外線を浴びることによって角膜にダメージが生じることから、痛みを感じたり、白目が真っ赤に充血する結膜炎などの症状が出てしまうことがあります。
また、紫外線によるダメージが長期的に続くことで目のレンズの役割を果たしている水晶体が白濁し、白内障などのトラブルが起きてしまう可能性も。
外出する際はUVカットサングラス等のアイテムを装着して目を守るようにしましょう。
頭皮日焼け編
白髪のリスクが上がる
紫外線を浴びることで体内で生成され、肌が黒くなる『メラニン色素』は髪の毛の色を保つために大切な物質でもあります。
紫外線を浴びた頭皮は活性酸素が多量に発生することから、メラニン色素を生成するメラノサイトにダメ―ジが与えられ、メラニン色素が十分に生成出来なくなるため白髪になるリスクが上がりやすいです。
ヘアカラーが色落ちする
ヘアカラーはキューティクルを開いて髪に色素を染み込ませる仕組みになっているのですが、紫外線を浴びることでキューティクルが破壊されてしまい、ヘアカラーの色素が流出することから、ヘアカラーが色落ちして明るくなる可能性があります。
唇日焼け編
乾燥・腫れ・皮むけ・ヒリヒリと傷む等
唇は皮膚にはある汗腺や皮脂腺が存在せず、外部の刺激から守るバリア機能が弱いことから、紫外線を長時間浴びると『唇の乾燥・腫れ・皮むけ・ヒリヒリと傷む』などのトラブルを引き起こしやすいです。
唇メラノ―シスを引き起こす可能性
唇メラノ―シスとは唇に直径1cm以下のほくろやシミができたように見える皮膚疾患の一種で、慢性的な刺激や乾燥・紫外線などが原因と言われています。
万が一引き起こした際はメスによって除去する治療が必要になるため、日頃から予防・対策を心がけるようにしましょう。
うっかり日焼けをした時の適切なアフターケアのやり方
目の日焼け編
目を休ませる
目に痛みを感じたり、炎症を起こした場合まずはゆっくりと目を休ませるようにしましょう。
コンタクトレンズを装着している方は外して目を閉じるようにして下さい。冷たいタオルでアイシングするのも効果的と言われています。
また、目を休めても症状が治まらない場合は、出来るだけ早めに眼科を受診することをおすすめします。
ルテインを摂取する
ルテインは有害な光を吸収して目を守る働きがあり、目の1番奥にある網膜に多く存在する成分です。
年齢と共に減少するので食事からも上手く取り入れるようにしましょう。
具体的には小松菜・ほうれん草・人参といった色が濃い緑黄色野菜に含まれています。
ルテインは油に溶けやすい性質を持っているので、炒め物だったりサラダにしてオリーブオイルをかけるなど調理法の工夫をすることで効率良く摂取することができます。
頭皮日焼け編
冷たいタオルで頭皮を冷やす
紫外線を浴びた後、頭皮がヒリヒリしたり赤くなっている等の症状がある場合、冷水で冷やしたタオルで頭皮を覆い、火照りが取れるまでしっかりクールダウンさせましょう。
ただし、早くクールダウンさせようと氷や保冷剤を直接頭皮にあててしまうと返って炎症がひどくなる恐れがありますので、冷やしタオルによる冷却法でなるべく刺激を与えずに頭皮を冷やすことをおすすめします。
保湿ケア
日焼けの影響でバリア機能が低下している頭皮は乾燥しやすい状態になっています。
乾燥が続くと薄毛、フケなどのトラブルを引き起こしやすいので、化粧水を使って頭皮に潤いを与えるようにしましょう。
頭皮専用の化粧水も販売されていますが、保湿成分が配合されてあり、無添加で低刺激性のテスト済みのものであれば一般的な顔用の化粧水を使ってもOKです。
唇日焼け編
ワセリンでしっかり保湿
唇を保湿することでターンオーバーの働きが促進され、乾燥や腫れ、皮むけ等のトラブルを改善することに繋がります。
保湿アイテムとして使うのは抗炎症作用があるリップや唇の潤いを保護する白色ワセリンなどがおすすめです。
日焼け後の唇を刺激しない
唇が日焼けした後は舐めたりティッシュでこすったり等、刺激を与える行為は控えるようにしましょう。
また、口紅やウォータープルーフタイプのグロスと言った落ちにくいリップアイテムで化粧することも唇への負担になるので、唇の状態が落ち着くまではできるだけ使用を控えるようにして下さい。
まとめ
こちらでは目の日焼け・頭皮日焼け・唇日焼けのアフターケア方法についてご紹介致しました。
各パーツの健康と美しさを保ちながら夏の季節を思いっきり楽しむ為にも是非当記事を参考にしてみて下さいね。